
こんにちは!NSCAジャパン事務局の試験担当スタッフです。今回は、NSCA資格認定試験の受験を考えられている方へ、おすすめの受験準備方法をご紹介します。
2025年4月~2026年3月の1年間で、CSCSは約400名、NSCA-CPTは約1,200名の方々に受験いただきました。
合格率は以下のとおりです。 ※( )内は2024年度の合格率
CSCS:46.8%(55.0% ▲8.2%)
・基礎科学セクション:57.6%(63.0% ▲5.4%)
・実践/応用セクション:49.1%(50.3% ▲1.2%)
NSCA-CPT:55.0%(77.9% ▲13.8%)
合格率は両試験とも、2024年度から低下傾向にあります。
原因としては、試験問題がアップデートされたことにあると考えられます。また、NSCA-CPTにおいては、エッセンシャル*が第3版の内容に準拠した試験問題へ改定されたことにあるのではないかと考えております。
*NSCAが販売するテキストを指します。CSCSは「ストレングストレーニング&コンディショニング」、NSCA-CPTは「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」を指します。

「試験はテキスト(エッセンシャル)から出題されるのでしょうか?」といったご質問をいただくことがあります。
以前「NSCA認定資格制度をご紹介!」にてお伝えしたとおり、試験問題はNSCA本部が定める職務分析委員会の分析に基づいて、専門職に必要な科学的基礎知識から実践応用にわたって、包括的な知識を網羅するように作成されています。
そのため、エッセンシャルの改訂とは別に、試験問題は定期的にアップデートされています。ベースとなる内容はエッセンシャルに準拠していますが、エッセンシャルに書かれている内容からすべて出題されるわけではなく、最新の知見に基づいた試験問題も出題されます。
お問い合わせいただいた方には、「エッセンシャル以外にも、ジャーナルの記事などで最新の知見をアップデートしつつ、ご自身の理解度を深めることをおすすめします。」と、試験担当からお伝えしています。
S&Cジャーナル2026年4月号のフリー記事「反復スプリントトレーニングの応用」を例にご紹介します。
記事では、反復スプリントトレーニング(RST)を実施する理由や、具体的なトレーニング方法の組み立て方について述べられています。その中に、以下の文章があります。
“フレームを製造する(エネルギー系を発達させる)には、アデノシン三リン酸-ホスホクレアチン(ATP-PCr)系、解糖系、有酸素系の機能と能力を至適化する必要がある。そこで、競技一般的であるが、生理学的適応に特異的なトレーニングを利用する。定常状態による持続的トレーニングとロング HIITは、ミトコンドリア容量の増大と有酸素性能力の向上に最も適したトレーニング方法である。”
これは、アスリートが競技中に必要な代謝能力を向上させるためには適切なトレーニング内容を組み立てる必要があること、その根拠として生体エネルギー論が大きく関わっていることを示しています。
この文章の続きには、より具体的な内容が記載されていますので、ぜひとも一読いただき、ご自身の知識で記事の内容がしっかり理解できるかどうかをご確認いただければと思います。
もし記事に書かれている内容で理解しきれない箇所があれば、エッセンシャルに戻って知識の復習をしてみてください。そうすることで、ご自身の知識を深めるだけでなく、現場指導で実際にトレーニングプログラムを組み立てる際に、生体エネルギー論やトレーニングの適応といった基礎知識がいかに重要であるかがご理解いただけるかと思います。
また、それらの知識がただの暗記にとどまらず、実践への応用に繋がっていくといった点も実感いただけるはずです。

現場指導で活躍されている皆様の中には、ジャーナルを読むだけでなく、エッセンシャルに戻って知識を復習される方も多くいらっしゃいます。受験準備のみならず、現場指導にも活きる方法となりますので、ぜひ一度やってみていただきたいです。
CSCS
『ストレングストレーニング&コンディショニング 第4版』
・第3章 運動とトレーニングの生体エネルギー論
・第5章 無酸素性トレーニングプログラムへの適応
・第6章 有酸素性持久力トレーニングプログラムに対する適応
・第20章 有酸素性持久力トレーニングのためのプログラムデザインとテクニック
NSCA-CPT
『パーソナルトレーナーのための基礎知識 第3版』
・第3章 生体エネルギー機構
・第5章 レジスタンストレーニングに対する反応と適応
・第6章 有酸素性持久系トレーニングへの反応と適応
・第16章 有酸素性トレーニングのプログラムデザイン
いかがでしたでしょうか?
来月は、受験準備としてご自身でトレーニングを行う重要性についてご紹介します!