以前ご紹介した「フロアYTWA」は、床に対して垂直方向の動作でした。今回ご紹介するエクササイズは水平方向の動作となり、さらにダイナミックな動作を伴うエクササイズになります。腕をオーバーヘッドで動作させる競技(野球・バレーボール・テニス・バドミントンなど)やPC作業やスマートフォン操作などで猫背姿勢になりがちな方は、背中の筋肉の動きを機能的に働かせられるように今回紹介するエクササイズに取り組んでみましょう。
以前ご紹介したWのエクササイズからIの形へ動くエクササイズです。床にうつぶせの姿勢で手を顔の横に位置させ肘を曲げた状態から背中の力で腕全体を床から持ち上げます。持ち上げた腕を床に触れないように浮かせたまま頭上まで伸ばし、指先同士が触れてから元のWの位置に戻します。元の位置まで戻ってから腕を床に降ろします。これを繰り返します。
床にうつぶせの姿勢で腕を下方へ伸ばし、手の甲をお尻に触れた姿勢から開始します。背中の上に指先で円を描くイメージで腕を横に広げ、肘を伸ばしたまま腕を捻り、頭上で指が触れるまで腕を動かかします。指先同士が触れてから腕が床に触れないように浮かせたまま元の姿勢に戻ります。これを繰り返します。
両エクササイズとも10~20回を目安に取り組んでみましょう。
うつぶせの姿勢で行うことが難しい場合は、背筋を伸ばした姿勢の座位か立ち姿勢で行います。この時のコツは、動かしている腕が視界に入らないように見えない位置で動作することです。
背中の筋肉を機能させて肩が前にでた猫背にならないようにしましょう!