編集スタッフが持ち回りで個人的な活動や出来事を掲載するページです。第2回は編集スタッフのサトウがお届けします。
NSCAジャパン事務局に入職して早いもので10年が過ぎました。大学を卒業して入職し、当時は若手でしたが、今や中堅という領域に入ってきました。
これまで機関誌の編集や、カンファレンスやフォーラムの企画、海外講師の担当などをしてきました。特にカンファレンスやフォーラムなどで、会員の皆さんとお会いし、皆さんの現場での活動やお考えを聞いたり話したりすることがとても楽しみになっています。
普段は事務職ではありますが、現場で活躍される会員の皆様と同じ視点に立ちたいと思い、大学のバレーボール部や高校野球部でのトレーニング指導も続けています。
また研究者の先生方の領域にはまったく及びませんが、学会でも研究発表ということでポスター発表などもしてまいりました。スポーツ現場での活動や研究発表をする中で、たくさんの気づきと学びがあり、それがNSCAジャパンでの仕事に大きく結びついています。
研究者ではない私自身ですが、「研究と現場の橋渡し」ということに対して、自分なりに取り組んできたつもりです。
さて、先月、思わぬ連絡があり、驚きました。今年3月に日本バレーボール学会大会にて研究発表(ポスター発表)をさせていただいたのですが、私の発表が「優秀賞」に選出された、と学会からの連絡でした。
ここ2年は、太田武雄先生(写真)らスポーツデンティスト、スポーツドクターの先生方とともに、口腔機能とトレーニング、パフォーマンスの関係について発表しており、その内容について評価いただきました。
実際に、ポスター発表の中で、研究者や現場のバレーボール指導者らとたくさんディスカッションでき、たくさんの発見がありました。やはりこのようにディスカッションすることが発表での醍醐味ですよね。
これまで何度かポスター発表をしてきたのですが、受賞するのは初めてだったので、とてもうれしいことでした。この研究を行うにあたって協力と理解をいただいた、職場の上司・同僚、共同研究者の先生方、研究の対象者であるチームに感謝したいと思います。
受賞したからといって何かが変わるわけではなく、まだまだ研究者の方々には及びませんが、これからも自分なりにコツコツ取り組んで参りたいと思います。
来月のフォーラムで皆さんにお会いできるのを楽しみにしております!
早稲田大学スポーツ科学部卒業後、公共施設でのトレーニング指導員を経て、2014年4月にNSCAジャパンに入職。主な担当は機関誌編集、カンファレンスやフォーラムなどの主催イベントのプログラム企画、海外講師との連絡役など。休日の過ごし方は映画鑑賞、自然を巡ったり、美味しいものを食べたりすること。